2019.1.11 
海南省による「海南省健康産業発展計画(2019-2025年)」について

海南省人民政府は、2019年1月11日に、政府により承認された「海南省健康産業発展計画(2019-2025年)」(※)の慎重な実行を求める通達を発表しました。

海南省健康産業発展計画(2019-2025年)は、開発目標として、2025年までに完全に体系化・最適化され明確な特徴を持った健康産業のフレームワークを完成すること、さらに強力なイノベーションと国際競争力を有した大規模企業集団を掲載し、世界の中でも先進的な健康サービスを提供することが掲げられています。具体的には、2019年から2015年の6年間を二つの段階に分け、それぞれで下記のような計画が掲げられています。

① 2019年~2020年 関連施設の設備、地域内のサービス施設、ビジネス環境の改善、高度医療サービス、国際健康観光、インターネットをベースとした健康維持、リハビリ・療養など重点領域を先行的に発展させます。多様かつ個性的な高品質な健康サービスを拡充させます。健康産業のGDPは全体の5%を見込みます。

② 2021年~2025年 上記項目の全面的な発展および加速のフェーズに入ります。健康産業のGDPは全体の10%を見込みます。

上記を踏まえ、下記のような計画が掲げられています。

・全省人口を対象に、人口・電子健康ファイル・電子カルテの3つのデータベースを構築
・医療施設の国際的な品質認証の取得をサポート
・国際的な保険機構と協力関係を構築
・保険サービスの充実化を含む、多様化されたリハビリサービス産業の発展
・遠隔医療、AI医療、データに基づく医薬品処方など、スマート健康サービスの加速
・遺伝子ビッグデータの活用 など

※「海南省健康産業発展計画(2019-2025年)」について詳しくはこちら

以上